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納豆

納豆は健康によい!機能性を高める食べ方と死亡リスクを下げる効果

投稿者:ライター 徳田藍子(とくだあいこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2023年1月31日

納豆は古くから健康によい食品として注目されており、好んで食べる人も多い。そんな納豆の持つ健康効果は食べ方によってアップさせることができる。この記事では、納豆の健康効果や効果的な食べ方について紹介していく。

  

1. 納豆の健康効果

藁納豆
納豆はさまざまな健康効果が期待できる食品だと知っていても、具体的にどのような効果があるのか知らない人も多いだろう。納豆に含まれる成分の特徴や健康効果を紹介しよう。

納豆菌

納豆には納豆菌という成分が含まれている。納豆菌とは、ネバネバの納豆を作り出すのには欠かせない成分で、枯草やわら、土の中などあらゆる場所に存在する菌だ。そんな納豆菌が大豆と一緒になることで、さまざまな健康成分を生み出す。また、納豆菌は免疫力をアップする効果が期待できる。(※1)

ナットウキナーゼ

納豆菌にはナットウキナーゼという成分が含まれている。ナットウキナーゼは血栓の素となるたんぱく質を分解する酵素のことで、血栓症の予防に効果が期待できる。ナットウキナーゼは納豆ならではの栄養素なので、血栓が気になる人は納豆を積極的に食べるようにしたい。(※2)

ビタミンK2

納豆菌はビタミンK2も豊富に含んでいる。納豆に含まれるビタミンK2は世界中にある食品の中で最も多く含まれているといわれている。ビタミンK2は心臓病になるリスクを下げる効果が期待できる。(※3)

2. 納豆の健康効果を高める食べ方

納豆
健康効果が期待できる納豆を食べるなら、より効果を高める時間に食べたい。そんな人に覚えておいてもらいたいおすすめの納豆を食べる時間と量をみてみよう。

食べる時間と量

納豆の健康効果をより高めるには、納豆に含まれるナットウキナーゼによる血栓症の予防を期待して、夕食後や就寝前に食べるのがいいだろう。これは、血栓が寝てる間にできやすいからだ。特に高脂血症や糖尿病など血栓の病気が気になる人は、寝る前に納豆を食べるようにしたい。(※2)また健康効果が期待できる納豆だが、食べ過ぎると体の不調を招いてしまうことがあるので、一日1パックを目安に食べるようにするといいだろう。

3. 納豆と死亡リスクの低下

納豆
納豆を摂取すると死亡リスクが低下するという研究結果がある。なぜそのような結果があるのだろうか?納豆の摂取量と死亡リスクの関連を紹介しよう。

摂取量との関連

納豆を含む発酵性大豆食品は、摂取量が多いほど死亡リスクが低下するという研究結果が発表されている。これは、納豆の摂取量が多いほど循環器疾患の死亡リスクが低くなるからだ。もともと大豆にはたんぱく質や食物繊維、イソフラボンやミネラルといった成分が含まれているので、血圧や血中脂質などを安定させる。つまり納豆を日々の食事の中に取り入れることで、健康効果だけではなく、循環器疾患の死亡リスクの低下というメリットも得ることができるのだ。(※4)

結論

納豆は納豆菌やナットウキナーゼなどの納豆ならではの栄養素を含んでいるので、さまざまな健康効果が期待できる。納豆の持つ機能性は食べる時間帯や食べる量によっても高めることが可能なので、より健康効果を実感したい人は寝る前に食べるようにしたい。また健康によいからといって食べ過ぎると健康リスクを引き起こしてしまうこともあるので一日1パックを目安に食べるようにしよう。
(参考文献)
  • ※1 タカノフーズ株式会社
  • 納豆の健康効果 | おかめ「納豆サイエンスラボ」
    http://www.natto-science.jp/effect02.html
  • ※2 ※3日本ナットウキナーゼ協会
  • ナットウキナーゼ | 日本ナットウキナーゼ協会
    http://j-nattokinase.org/
  • ※4 国立研究開発法人 国立がん研究センター
  • 大豆食品、発酵性大豆食品の摂取量と死亡リスクの関連 | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト
    https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8438.html

監修管理栄養士:小林里穂

経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。

監修医師:中澤 佑介先生

経歴:患者さんに近い立場で専門的医療を提供したいという想いから、泌尿器科クリニック(泌尿器科/内科)を開院。2023年5月 金沢駅前にメンズヘルスクリニックを開院予定。 【資格】金沢医科大学 医学博士、日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医
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  • 更新日:

    2023年1月31日

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