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スキーウェアの洗濯方法 | 自宅での洗い方や乾かし方を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年11月15日

スキーウェアを清潔に保つには洗濯が必要だ。汚れたまま放置すると、撥水性(はっすいせい)が落ちたりカビが生えたりする可能性がある。この記事では、自宅で洗濯できるスキーウェアの見分け方と、正しい洗い方を紹介する。効率のよい乾かし方や、洗濯中に出てくることもある、白い粉の正体とあわせて解説しよう。

  

1. スキーウェアは洗濯したほうがいい?

スキーウェア
「洗濯するのが難しそう」といった理由で、スキーウェアの汚れを放置している方は多いだろう。洗濯が必要な理由と適切な頻度を解説する。

雑菌やカビの原因になる

スキーウェアの汚れを放置すると、雑菌やカビが繁殖しやすい。雑菌は嫌なにおいの原因になり、カビは劣化を招く。そのうえ撥水性も落ちてしまうので注意が必要だ。

頻度はシーズン後の1回

必要以上に洗濯をすると撥水機能が低下するので、シーズン後に1回を目安にする。ただし、汚れや湿気を放置するのはNGだ。着用後は陰干しで湿気をとり、食べ物をこぼしたときはつまみ取る。シミになりそうな汚れが付着したら、すぐに部分洗いで落とそう。

2. スキーウェアは自宅で洗濯できる?

洗濯表示
洗濯できないスキーウェアはクリーニングに出す必要がある。自宅で洗濯できるかどうか、2つのポイントをチェックしてほしい。

洗濯表示を確認する

まずは洗濯表示(※)の「洗濯おけ」マークを確認しよう。何もついていない洗濯おけのマークなら、洗濯機が使用できる。手のマークがついていれば手洗いする必要があり、バツ印がついていれば水洗い不可だ。水洗いが不可なスキーウェアは自宅で洗濯ができないので、クリーニングに出そう。

色落ちしないか確認する

ティッシュに使用したい洗剤を含ませて、スキーウェアの目立たない場所に押し当てる。色がティッシュに移った場合は、色落ちしやすいので注意しよう。それでも自宅で洗いたいなら、洗剤を変えて色落ちしないか確かめる。それでもダメなときは、自宅での洗濯は諦めたほうがよい。

3. 自宅でのスキーウェアの洗濯方法

洗濯機
自宅でスキーウェアを洗濯する方法を、洗濯機と手洗い、脱水に分けて紹介しよう。傷めず汚れを落とすポイントについて解説する。

洗濯機での洗い方

  • ファスナーやボタンを閉じる
  • 2~3回ほどたたんで大型の洗濯ネットに入れる
  • 「ドライ」や「おしゃれ着」など優しく洗えるコースを選択する
  • おしゃれ着洗い用の中性洗剤を投入する
  • 洗濯が終わったら取り出して干す
部分汚れがある場合は、おしゃれ着用の中性洗剤を使って前処理をする。汚れに塗布して、キャップで軽くたたいてから洗濯してほしい。

手洗いでの洗い方

  • ファスナーやボタンを閉じる
  • 2~3回ほどたたんで大型の洗濯ネットに入れる
  • ぬるま湯(30度)におしゃれ着洗い用の中性洗剤を混ぜる
  • スキーウェアをひたして押し洗いをする
  • 洗濯液を捨てたら新しい水に入れて押し洗いをする
  • 水がキレイになるまですすいだら取り出して軽くしぼる
洗濯機のときと同様に部分汚れには前処理をしておこう。スキーウェアがしっかり浸かるくらいの洗濯おけを使って、押し洗いをする。洗濯おけがない場合はシンクや浴槽でOKだ。

洗濯後の脱水方法

洗濯機の場合は洗濯ネットに入れたまま脱水してほしい。ただし、ゴアテックス素材や撥水、防水加工がしてあるスキーウェアは、洗濯機では脱水できないことがある。
洗濯機で脱水できない素材や手洗いの場合は、タオルドライで水気を取ろう。バスタオルを数枚ほど敷いてスキーウェアを置き、その上にタオルを重ねる。あとは優しくたたくように水分を吸い取ればOKだ。

4. 洗濯後のスキーウェアの乾かし方

スキーウェア
洗濯後のスキーウェアは乾きにくいので、乾かし方を工夫する必要がある。早く乾燥させるコツや、正しい収納方法をまとめた。

裏返して風通しのよい場所に干す

洗濯後のスキーウェアは裏返して、風通しのよい場所に陰干ししよう。ジャケットは厚みのあるハンガーにかけ、ファスナーは開けて干す。パンツはピンチハンガーを使い、着用時と同じように筒状にすれば早く乾く。表面が乾いていても中綿が湿っている可能性があるので、確認しながら乾燥させよう。

乾いたら撥水スプレーをかける

撥水スプレーをスキーウェア全体にまんべんなくかける。20cmほど離れた場所から、しっとり濡れるまでスプレーしよう。ジャケットの肩やパンツのおしり裾、太ももなど、濡れやすい部分も忘れずに吹きかける。
吸い込むと危険なので、風向きに気をつけながら風通しのよい屋外で使用することが大事だ。撥水スプレーを吹きかけたら、風通しのよい屋外で陰干ししよう。30分ほど乾燥させればOKだ。

ハンガーにかけたまま収納する

スキーウェアのジャケットやパンツは、ハンガーにかけたまま収納しよう。湿気がたまるとカビの原因になるので、定期的に風通しをするとよい。クローゼットの扉を定期的にあけたり、室内で干したりするのがおすすめだ。たたんで収納したい場合は、しっかりと乾燥させたあと密封性の高い収納ケースに保管しよう。

5. スキーウェアの洗濯中に出てくる白い粉は?

スキーウェア
スキーウェアを洗濯したときに出てくる白い粉は、剥がれ落ちたコーティング剤だ。劣化しており撥水性も落ちていると考えられるので、そのまま着用するのは避けたほうがよい。白い粉が出るようになったスキーウェアは、買い替えるのがおすすめだ。

結論

スキーウェアの汚れを放置すると、雑菌やカビの原因になる。シーズン後に1回の頻度で洗濯することが重要だ。まずは洗濯表示や色落ちをチェックして、洗濯ができるか確認する。洗濯機や手洗いで汚れを落として、清潔に保ってほしい。洗濯後の干し方や撥水スプレーの使い方も、あわせて確認しておこう。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」
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  • 更新日:

    2022年11月15日

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