1. 便利な圧縮袋にはこんなデメリットが!?
布団の圧縮袋はとても便利ですがその反面、デメリットもあります。
トラブルを避けるためにも、よく理解しておくと安心ですよ。
・形が戻らない
掛布団の中には綿や羽毛が入っているものがあります。
通常であれば柔らかくふっくらしている布団ですが、圧縮すれば空気が抜けてつぶれてしまいます。
袋を開けて空気を戻しても、完全に元の状態に戻すのは難しいこともあります。
また、圧縮袋は全ての布団に使えるわけではないため、布団の素材や、圧縮袋の取扱説明書を確認しておきましょう。
・カビや悪臭が発生する可能性
圧縮袋を使うと空気が抜けて密閉されます。
しかし、布団の湿気や汚れがそのままだと中でカビや悪臭が発生しやすいのです。
一度収納するとこまめにケアするのは難しいので、十分な手入れをしてから圧縮するようにしましょう。
2. 圧縮袋を使うときの注意点
・圧縮のしすぎに注意
圧縮袋で限界まで空気を抜いてしまうと、布団を傷める結果となります。
カチカチに縮んでしまい、元の状態に戻りにくくなるので圧縮のしすぎには注意が必要です。
もともとの厚みから3分の1を目安にするといいでしょう。
掃除機にも負担がかかるので、1分以内に圧縮を終わらせることが大切です。
・清潔な状態で圧縮する
先ほども説明しましたが、中でカビやダニを繁殖させないために、湿気や汚れを取り除いてから圧縮しましょう。
天日干しや布団乾燥機にかけることはもちろん、湿度が高い時期なら除湿機やエアコンで部屋の湿度を下げてから圧縮するのもいいでしょう。
カビやダニのエサになる汚れもなるべく取り除いておきましょう。
・羽毛布団への使用は避ける
羽毛布団を圧縮すると柔らかな羽毛がつぶれるため、無理に圧縮袋に入れると機能性やふわふわとした触感がなくなってしまったり、羽軸で布が破けたりしてしまいます。
それでも圧縮袋を使いたいなら、羽毛専用の圧縮袋を用意しましょう。
他の布団よりデリケートなので、2分の1くらいの厚みを目安に圧縮します。
・保存期限に注意
布団の圧縮袋には保存期限が記載されています。
圧縮したまま放置すれば布団が傷んでしまうので、6ヶ月に1度は取り出してお手入れしましょう。
取り出したらダニやカビが発生していないか全体を確認して、天日干しをしてからまた圧縮します。
収納せずにそのまま使う場合でも、一度天日干しをするのがオススメですよ。
結論
布団用の圧縮袋をうまく使いこなせば、収納スペースを大幅に削減できます。
基礎的な知識を身につけ、キレイな状態を保てるように正しい方法を守って圧縮するようにしましょう。
基礎的な知識を身につけ、キレイな状態を保てるように正しい方法を守って圧縮するようにしましょう。