1. そもそも洗濯に残り湯を使っても大丈夫?
お風呂の残り湯を洗濯に使うと聞くと、多くの人が衛生面で不安を感じるかもしれません。
洗濯は衣服を清潔にするためにするものなので、残り湯を使うことで逆に雑菌が増えたり、嫌な臭いが発生したりすると困りますよね。
衛生微生物研究センターによる調査では、風呂水の雑菌量は浴槽に入る人の数が増えるほど、また、一晩放置すると入浴直後に比べて約1,000倍も増加することが分かっています。
しかし、残り湯を清潔に保ち入浴後すぐに洗濯に使うことを心がければ、衛生面でのリスクを最小限に抑えることができます。
そしてそのリスクを上回るメリットが残り湯の再利用にはあるんです。
2. 洗濯に残り湯を使うメリット
・節水効果で水道代が節約できる
東京都水道局のデータ(※1)によると、風呂水を日常の洗濯や掃除に活用することで、1ヶ月で約650円の節約が可能です(水道水の単価を0.24円で計算)。
65Lの洗濯機を毎日使う場合、1ヶ月で約1,950Lの節水ができて468円の節約につながります。
これを年間に換算すると、約5,616円も節約が見込めるのです。
※1出典:東京都水道局「よくある質問|節水について」
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/faq/qa-11.html
・温かい残り湯を使うことで汚れが落ちやすくなる。
残り湯は水道水に比べて温度が高めです。
この温かい水を使うことで、洗濯物に付いた皮脂や油汚れがより落ちやすくなります。
結論
残り湯を洗濯に利用すると、節水と節約の両方に貢献することができます。
今回紹介した情報を参考に、ぜひ日常生活での再利用を試してみてくださいね。
今回紹介した情報を参考に、ぜひ日常生活での再利用を試してみてくださいね。