1. 一般的な水筒に炭酸飲料がダメな理由
・水筒内の圧力が上昇してしまう
炭酸飲料の二酸化炭素は温度の上昇や振動で気体として外に抜けようとするため、水筒内の圧力が上昇します。
すると圧力でフタや中栓が開かなくなる、または破損して怪我をするリスクが発生します。
万が一開いた場合でも、飲み物が噴き出して服を汚してしまう可能性も出てきます。
・金属の溶解による中毒の可能性
炭酸飲料の酸性により、水筒内部の金属が溶け出し、それを摂取することで中毒症状を引き起こす可能性もあります。
炭酸飲料だけでなく、スポーツドリンクや乳酸菌飲料、果汁飲料も同様の理由から避けるべきです。
各メーカーはこれらの理由から、通常の水筒に炭酸飲料を入れないよう注意を呼びかけています。
使用前には取扱説明書やメーカーのウェブサイトを確認しましょう。
2. 炭酸飲料に適した水筒の特徴
・空気を逃がせる構造
炭酸飲料を入れても安全な水筒は、蓋を開ける際に内圧を逃がせる設計になっています。
これにより、先ほど説明したリスクを回避することができます。
・グラウラータイプの水筒
ビールなどの炭酸飲料を持ち運び用に開発されたグラウラータイプの水筒は、真空構造で炭酸を保持して安全に運ぶことが可能です。
少々価格は高めですが、炭酸飲料を外で楽しみたい方にはオススメですよ。
結論
結論として炭酸飲料を持ち運びたい場合は、そのために設計された水筒を選ぶことが大切です。
炭酸飲料を入れても大丈夫な水筒、ダメな水筒を確認した上で使用しましょう。
炭酸飲料を入れても大丈夫な水筒、ダメな水筒を確認した上で使用しましょう。